VISION
個人の特性を尊重し、適切な環境を整えることで、「弱み」「生きづらい」から「強み」「生きやすい」社会へ。ニューロダイバーシティへの理解を促し、ひとりひとりがそれぞれの場所で各々の「ちから」を発揮できる社会の構築を目指しています。ACTIVITIES
東京都港区海岸1丁目7−1 「ちょっと先のおもしろい未来 –CHANGE TOMORROW-」にて開催
CONCEPT
ニューロダイバーシティプロジェクトの活動の第一弾として、展示「みんなの脳世界〜ニューロダイバーシティ展2023〜」を開催します。
本展示では、体験を通して私たちの感覚は多様であることを知り、その個人差はテクノロジーによる補完や拡張が可能であることを伝えます。また、ダイバーシティ&インクルージョンの視点で既存の環境を再設計することで、すべての人が「ちから」を発揮できるニューロダイバーシティ社会の実現が可能であることを提案します。
5つの展示エリア
多様な世界
多彩な五感
人の力を拡げる
環境を変える
社会をつくる
展示コンテンツ
環世界インタフェースプロジェクト
分身ロボットを使った制約を超えるコミュニティ創造
空気触感伝送による情動共有鑑賞体験
VR技術を活用したアバターセラピー: 幻聴当事者との共創ワークショップ
認知症の世界を体験してみよう
触覚の個人差を体験しよう
感覚過敏にやさしい世界
あなたとわたしの脳波:近くて遠い感じ方の距離感
あおはあか、あかはあお
まんじゅうは…こわい?
甘い形と苦い形 ー風味の視覚化ー
個人の拡張ってどういうこと?
オンテナ
色のめがね・色のシミュレータ
気づきと加齢にかかわる脳波を見てみよう
熱や電気の効果でモノの感じ方が変わる!?
Brain-Machine Interfaceで脳の使いこなしを鍛える
ロボット技術とBMIで障害を克服する
ちょっと先の身体の拡張「Arque」
環境によって変わるってどういうこと?
エキマトペ
信号機が赤・青じゃなかったら?
ブッダボットとお坊さんと語ろう
コモンズを守るには?
家から出なくても通える学校や病院
プロジェクトエイリアン
サイバネティックアバターで働き方はどう変わる?
身体マップ:感じるままのキモチを書こう!
環境マップ:あなたの発見をシェアしよう!
触覚情動マップ:「デジタル身体性経済学の創成」へ向けた認知基盤
超人スポーツ 展示体験コーナー
わたしの脳世界
トークショー
ニューロダイバーシティをテーマにしたトークセッションを開催します。環境の調整や、身体・脳機能の拡張により、すべての人たちが力を発揮できる社会の実現を目指し議論します。
伊藤穰一(千葉工業大学 学長)
牛場潤一(慶應義塾大学理工学部 教授)
南澤孝太(慶應義塾大学KMD 教授)
吉藤オリィ(株式会社オリィ研究所 代表取締役所長 CVO)
モデレーター:石戸奈々子(B Lab所長)
※敬称略
2023/09/18 (月) 13:00 - 14:00
[会場]
東京ポートシティ竹芝 ポートホール/ステージ 港区海岸1丁目7−1
東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー1階
ワークショップ
「心臓ピクニック」
心臓は、生まれてからずっと私たちの生命活動を支えるために、休むことなく動き続けていています。「心臓ピクニック」は、その心臓を身体の外に出して、手のひらの上の触感として感じるワークショップです。自分自身の心臓はどんなふうに動いているのか、手のひらの上でじっくりと味わい、また運動したり寝転んだりしながらその変化を確かめ、さらに他の参加者と心臓を交換してその違いを感じながら対話を試みます。
参考⽂献:渡邊・川口・坂倉・安藤 ⽇本バーチャルリアリティ学会論文誌 16(3), 303-306, 2011.
また、本ワークショップは以下の方々と共同で考案しました。
川口ゆい(ダンサー/コレオグラファー)
坂倉杏介(東京都市大学都市生活学部教授)
安藤英由樹(大阪芸術大学アートサイエンス学科教授/大阪大学大学院情報科学研究科招聘教授)
※敬称略
2023/09/17(日) 13:15 - 14:00/15:15 - 16:00/17:00 - 17:45
[会場]
東京ポートシティ竹芝 ポートホール/ステージ 港区海岸1丁目7−1
東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー1階
[お申込み]
17 日当日に展示「みんなの脳世界」受付ブースにて、
開始時間 5 分前までにお申し込みをお願いします。
すべての会、13時よりお申し込みを受け付けます
展示記録のため、写真撮影及び動画撮影を行います。 撮影したものはB Lab及び出展者の業務 (ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。また、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り、展示の様子が報道されることがありますので、ご了解の上ご参加くださいますようお願いいたします。
レポート
ニューロダイバーシティ研修
ABOUT
ニューロダイバーシティプロジェクトについて
どうにも人とうまく付き合えず、どうにも社会と折り合いがつかず、居場所がなく、苦しんでいます。そして、様々な場面で困難に直面してしまうと、個人の特性が問題かのように捉えられることが多くあります。
しかし、そこには脳の多様性が背景にあることが明らかになってきました。
私たちの脳はとても多様です。私たちは誰もが独自の特徴を持っています。
これをニューロダイバーシティと言います。この独自の特徴を持っていることで、現代社会では生きづらさを感じている人たちが多く存在します。
私たちは、個人の特性を尊重し、適切な環境を整えることで、「弱み」「生きづらい」とされていたものを「強み」「生きやすい」に変えることができると考えます。ニューロダイバーシティへの理解を促し、ひとりひとりがそれぞれの場所で各々の「ちから」を発揮できる社会の構築を目指しています。