学びの多様性

2025年3月28日

教室には様々な特性を持った子どもがいます。彼らの特性に寄り添い、教育現場における多様性をより認識することで、すべての子どもたちが「ちから」を発揮できるような、多様性に寄り添った教育体制を目指します。その活動として、学びの多様性プロジェクトでは、教育提供者の方々に向けた研修を行なっています。

学びの多様性研修はニューロダイバーシティ研修と同様、「知る」「体験する」「創る」で構成されています。3つのカリキュラムを通して、異なる視点を理解し合い、世界の多様な捉え方を尊重することを促し、多様性に寄り添う教育現場の実現につなげます。

知る
研修の導入として、「ニューロダイバーシティとは?」「ニューロダイバーシティの歴史や世の中の流れは?」「ニューロダイバーシティ社会を実現するには?」など、ニューロダイバーシティの概論を、講義形式でお伝えします。

体験する
ASD(自閉スペクトラム症)の視覚世界をVRで体験。特に視覚過敏や視覚鈍麻として知られる症状を再現し、明るさや色の異なる環境においてASD者の世界がを感じていただきます。

※東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任教授 長井志江先生と東京大学先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎先生で共同開発された「ASD知覚体験シミュレータ」を活用

創る
ニューロダイバーシティ社会の創造に向けて具体的にとれるアクションを考えるアイデアソンを行います。教育現場に関わる「困りごとカード」を使用しながら、「どういう社会を構築していくか」「どのような教室づくりをしていくか」考えていただき、具体的なアクションに落とし込みます。

※研修実施先に合わせた様々なカリキュラムや実施方法を検討しております。