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一般社団法人 超多様 について

■ 背景

私たちは今、認知や感覚、学び方、生き方の多様性がこれまでになく可視化される時代を迎えています。働き方改革、教育改革、デジタル技術の進展、ウェルビーイングの重視など、社会全体が「一人ひとりの違いを起点にした価値創造」へと大きく舵を切り始めています。こうした潮流のなかで、多様な脳のあり方を尊重し活かすというニューロダイバーシティの理念は、社会の未来を考えるうえで欠かせない視点となりつつあります。しかし日本におけるニューロダイバーシティの取り組みは、企業、教育、医療、福祉、都市、文化、テクノロジーなど、各領域がそれぞれ個別に進めるにとどまり、社会全体を横断してニューロダイバーシティをデザインする「総合的な基盤」は存在してきませんでした。ニューロダイバーシティは本来、特定の領域に閉じたテーマではなく、社会の前提を問い直し、そのあり方を再設計するための新しい価値観です。働き方、学び方、暮らし方、都市・空間計画、情報デザイン、人と人の関係性、文化・創造性の発揮。これらすべては、多様な脳のあり方と深く結びついています。


だからこそ今、日本には、ニューロダイバーシティ社会を総合的にデザインし、生活・文化・都市・教育・産業を横断して未来像を描く組織が求められています。こうした背景のもと、私たちは日本初となる、ニューロダイバーシティ社会を総合的にデザインする組織体の設立をここに提案します。

■ 目的

本団体は、ニューロダイバーシティを「個別の施策」ではなく、社会の設計原理として捉え直すことを目指しています。そのうえで、ニューロダイバーシティ社会を総合的にデザインするための横断的な共創基盤となることを目的とします。

 ・ニューロダイバーシティを基盤とした社会の未来像を構想すること
 ・企業・自治体・大学・市民・クリエイターが協働する共創基盤を形成すること
 ・産業・都市・教育・文化・テクノロジー領域での社会実装を推進すること
 ・日本発のニューロダイバーシティ社会モデルを世界に発信すること

本団体が目指す包括的ニューロダイバーシティ社会

私たちは、「多様性に配慮する社会」を超えて、多様性から新しい価値が生まれる社会を目指します。そのために、以下の領域を総合的にデザインし、相互に連携させながら、社会を“ニューロインクルーシブ”へとアップデートします。これらを一体として捉え、ニューロダイバーシティを社会の価値観として根づかせる総合的なデザインモデルを日本から発信していきます。

 1)企業・働き方
多様な認知特性が強みとして活かされる組織文化と働き方のデザインを推進し、新しい価値創造を生む企業・産業の未来像を描きます。

 2)教育・学習
学び方の多様性を前提とした教育モデルを構築し、子どもから大人までが自分の特性を理解し、その力を発揮できる学習環境を実現します。

3)都市・空間・建築
誰もが安心し創造的に過ごせる都市・建築・交通・情報環境をデザインし、ニューロインクルーシブなまちづくり、空間づくりのモデルを創出します。

4)テクノロジー
AI・XR・ロボティクス・センシングなどの先端技術を活用し、多様な脳のあり方を支える新しい支援・表現・体験を開発します。

5)文化・アート・コミュニティ
多様な脳世界を可視化し、楽しみ、つながり、共感が生まれる文化基盤を育み、市民参加型の新たな文化・コミュニティの創造を推進します。

6)政策・ガイドライン
実証データに基づく制度設計を進め、自治体・政府・企業と協働し、社会実装を支えるルール・ガイドラインを整備します。

7)医療・福祉・ライフスパン
発達特性・メンタルヘルス・加齢による変化など、生涯を通じた多様な脳のあり方を理解し、医療・福祉と社会デザインをつなぐことで、人々が安心して暮らせる基盤を構築します。

8)ウェルビーイング
万人が心地よく、自分らしく生きられる社会環境・文化・関係性をデザインし、ニューロダイバーシティを基軸とした社会全体の幸福の創造に取り組みます。


特徴とアプローチ

本団体は、ニューロダイバーシティを社会の設計原理として捉え、多様な領域をつなぎながら新しい社会モデルを共創するための総合デザイン機構です。ニューロダイバーシティを、日本の社会課題解決と未来構想の基盤として位置づけ、その実現に向けた社会変革を推進します。その特徴とアプローチは、以下の通りです。

① すべての領域をつなぐ総合的デザインの視点

教育・人事・医療・福祉・都市・文化・テクノロジーなど、縦割りで扱われてきた領域を横断し、ニューロダイバーシティを社会システム全体の設計原理として扱う日本初のプラットフォーム。

② 社会を舞台にした実装ファーストの取り組み

都市、学校、企業、文化施設など、実際の社会を実証フィールドとし、新しい社会モデルを形にしていく実装主導の組織。

③ 多主体が協働する開かれた共創基盤の形成

企業、行政、大学、医療・福祉機関、クリエイター、市民など、多様な分野・立場が対話し共創するエコシステムを構築します。誰かのための支援ではなく、みんなで社会をデザインするという姿勢を重視します。

④ 文化・アート・テクノロジーを融合した社会表現

展示、フェスティバル、メディア発信、アートプロジェクトなどを通じて、多様な脳世界を可視化し、共感や対話を生む文化基盤を育てます。テクノロジーとの融合により、人びとの体験から社会の理解を深めます。

⑤ 生涯を通じた多様性を支える社会基盤の構築

医療・福祉や生涯発達の視点を取り入れ、子どもから大人、高齢期まで、人が変化する過程すべてを包摂する社会環境を整えます。安心して暮らし、多様な力を発揮できる生涯型の社会デザインを追求します。

⑥ 日本発のニューロインクルーシブ社会モデルの創出と発信

都市モデル、教育モデル、情報デザイン、政策枠組みなどを体系化し、国際標準化や政策領域と連携しながら、日本から世界へ向けて新しいニューロダイバーシティ社会の姿を発信します。


ニューロダイバーシティは特別なテーマではなく、誰もがよりよく生きるための社会の設計思想です。これまで日本には、その全体像を描き、実装し、文化として根づかせる総合的な組織は存在しませんでした。だからこそ今、多様な脳のあり方を前提に、生活・都市・教育・文化を統合的にデザインし、未来を共につくるための本団体を設立します。多様性が価値を生む社会へ。その未来を、ともに創りたいと願っています。多様な力を集め、社会の未来像を共に描き、実現していく歩みを、ここから始めます。

MEMBERS

定款

入会のご案内

一般社団法人超多様は、ニューロダイバーシティを社会に広げる仲間を募集しています。
企業、研究機関、教育関係者など、どなたでもご参加いただけます。